HOME > 歯周病・予防歯科
歯周病・予防歯科

歯周病とは


歯周病を引き起こす細菌によって引き起こされる細菌感染症を歯周病といいます。
細菌に対する抵抗力が低かったり、細菌の活動性が免疫力より強かったりすると、歯周病は進行して、歯肉や歯槽骨(歯を支えている顎の骨)などの歯周組織を破壊していくようになります。

歯周病は、歯肉炎と歯周炎に大別されています。
歯肉炎は歯肉に限局した炎症で、歯槽骨や歯根膜が破壊される段階までは進行していないものをいい、歯周炎は歯肉炎が進行して歯槽骨や歯根膜の破壊や吸収が生じる段階まで深く進行したものをいいます。
以前は成人病とされていた歯周病ですが、近年では生活習慣病と認定され、様々な全身疾患との関連性について研究報告もなされるようになり、歯周病の治療や予防に対する重要性は非常に高まりつつあります。


歯周病予防

歯を失う原因のナンバーワンが歯周病!

歯周病(歯槽膿漏)は成人の70%が患っており、歯を支える歯肉や骨(歯槽骨)が破壊される病気です。
歯を喪失する原因はむし歯、歯周病、歯の破折が考えられますが、40-50代になると歯周病が原因で歯が喪失することが多くなります。
特に60才代では平均10本の歯が喪失しています。
親知らずを除くと28本の歯が生えていますので1/3が喪失することになります。
それ以降加速度的に歯が喪失していきます。 喪失した部位によっては入れ歯になってしまう可能性が高く、若い世代からの予防やケアが必要になります。

永久歯の健全歯、むし歯の処置・見処置の状況

歯周病の治療の流れ



歯周ポケット等の
諸検査、処置

ブラッシング(歯磨き)
プラークコントロール

スケーリング
(歯石除去)

再度の
歯周ポケット検査

メンテナンス

再検査

外科処置
(必要な場合)

スケーリング
ルートプレーニング

予防歯科とは

予防処置を行うことによって、歯周病や虫歯(齲蝕)を未然に防ぐことをいいます。
さらに、予防処置とは、歯や口腔の疾患の予防のために歯科医師や歯科衛生士等の専門家によって行われる処置のことをいいます。
この予防という考え方は、

  1. 歯面の付着物、沈着物などを機械的に除去すること
  2. 歯垢を取り除くこと
  3. 齲蝕の予防処置をすること
  4. 齲蝕の早期発見、早期処置を行うこと
  5. 歯肉に刺激を与えているような修復物の形を修正すること
  6. 歯に加わっている過重で不当な力を緩和すること
  7. 歯の接触関係などを適切に修正すること
というところから始まり、現在は主に歯石・付着物・沈着物の除去や齲蝕予防を示すようになって来ています。

虫歯の原因

歯を磨いても、なぜ虫歯になってしまうのでしょう

人によっては、まったく磨いていないのに「虫歯は一本もないよ。」という人もいます。
原因は、ミュータンス菌という虫歯菌が、生後10ヶ月〜31ヶ月くらいの間に、保護者(主に母親)から感染するのが原因です。 保護者の口の中に、大量のミュータンス菌がいると、より効率良く感染していきます。
その時、砂糖をたくさん摂った場合、更にミュータンス菌は、より大量に歯面に定着していきます。
いったん口の中に大量のミュータンス菌が感染すると、歯磨きをしたくらいでは、菌量を減らす事は出来ません。
ミュータンス菌の表面には螺旋状の突起物があり、それが歯の表面にねじ込むようにして、歯に張り付いてしまう為です。ミュータンス菌などの細菌が集合体を作り、歯の表面に形成された膜を、バイオフィルムといいます。
日本人の約90%以上が虫歯にかかっています。
再石灰化が不可能なレベルに達した虫歯は自然のままでは元には戻りません。
治療を受け、それ以上進行しないようにするしか、歯を守る方法はありません。
虫歯になるメカニズムを知って、予防に努めてください。

虫歯になる4条件

虫歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク)に、虫歯をつくるミュータンス菌が棲みつき、糖分を栄養にして酸を出します。 この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に孔をあけます。これが虫歯のはじまりです。

虫歯の4条件

<虫歯の4条件>

  • 虫歯になりやすい質の歯
  • 歯垢をつくりやすい糖分
  • 虫歯菌(ミュータンス菌)
  • 時間の経過

「4条件」を取り除く

虫歯の原因はわかっていますから、この4条件を解消することがそのまま予防につながります。
歯垢は毎日の正しいブラッシングで取り除き、セルフケアではとれない部分は歯科医院で取り除きます。
あとはあなたが、毎日の生活の中でこれら4つのリスクを減らす努力をしていけば、虫歯の引き金が絶たれ、良い結果に結びつくでしょう。
虫歯ができる原因を知り、予防を心がけることが大切です。
あなたの少しの努力でいつまでも健康な歯を守ることができます。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning) プロのクリーニングを受けたことはありますか?

バイオフィルム

いつもの歯ブラシでは落せない汚れがあることをご存知ですか?
ムシ歯・歯周病の原因は言わずと知れたプラーク(歯垢)です。
しかし最近になって、歯の表面に付着し成熟したプラークは、多種多様の細菌が複雑にからみあった「バイオフィルム」であることがわかってきました。

このバイオフィルムとは「細菌群がきわめて安定した集落を作り、しっかりと定着した状態」をいいます。
このフィルムは、細菌が分泌する多糖体に守られ、強力に付着するため、歯ブラシではなかなか取り除くことができません。
また、他の異物の侵入を拒否する性質があるため、ぬり薬、うがい薬などの効果もきわめて限定的です。

PMTC
  • 柔らかいゴムでできたカップなどを歯にあて、回転させることにより汚れを取り除きます
  • 30分〜1時間程度かかります
  • 間隔は一般的に3〜4ヶ月に1度の割合で行います

ご自分で磨いているつもりでも、磨けていないのが虫歯や歯槽膿漏になる原因です。
うまくプラークが取れない方は歯科医院のPMTCを受けてください。
歯肉に炎症がある人や歯槽膿漏に方は、特にこの方法が効果的です。
新しいむし歯の発生を抑えることができます。
また、PMTC を定期的に受け続けた人とそうでない人では6年間で1.4mmの歯肉の変化がみられます。歯周病の進行を食い止める効果があります。
子供でも行ったほうがもちろん効果があります。いくつでも早すぎる、遅すぎるということはありません。
いつから始めても一定の予防効果が期待できます。


プロフィーメイト(歯面清掃器)

プロフィーメイト プロフィーメイト プロフィーメイト

当院では、歯の表面を普通の器具が届かないところまでクリーニングしたい患者様のために、プロフィーメイトを使用しています。 この器械は、重曹とウォータースプレーを使用して、歯の白さと輝きをよみがえらせます。

  • 歯の着色(ヤニや茶しぶなど)をすみずみまできれいに落とします。
  • ざらざらした面がツルツルに
  • 口臭も予防
  • 歯垢やステインが着きにくくなります。
  • PMTCと併用することによって、歯周病予防・虫歯予防効果がさらに良くなります。

プロフィーメイト